銀河鉄道の夜
そしてジョバンニはすぐうしろの天気輪の柱がいつかぼんやりした三角標の形になって、しばらく蛍のように、ぺかぺか消えたりともったりしているのを見ました。それはだんだんはっきりして、とうとうりんとうごかないようになり、濃い鋼青のそらの野原にたちました。いま新らしく灼いたばかりの青い鋼の板のような、そらの野原に、まっすぐにすきっと立ったのです。
気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座っていたのです
銀河鉄道の列車は何の動力で動いているのか?とジョパンニはカンパネルラに聞きます。カンパネルラはアルコールか電気だろとそっけなく言います。しかし銀河鉄道の夜第3次稿ではアルコールや電気によって動いてはいない、動くように決まっているから動いているんだとどこからか声が響きます。しかし一般に出回っている銀河鉄道の夜は第4次稿が多く第4次稿ではそのことについては書かれていないため銀河鉄道のイメージは決まって黙々と煙を出しながら天空を駆け抜けるイメージが多くそのイメージで絵画なども描かれています。特に外国人が描いた絵画はかならずモクモクしているものが多いです。KAGAYAスタジオの銀河鉄道もわずかに煙が出ていました。全体銀河鉄道はどんな動力で動いているのか?キリストの教えの天国と呼ばれる場所では素敵な音楽が絶えず流れているということです。銀河鉄道の列車も音楽の波動で動いていれば素敵なことだと思います。
猫の銀河鉄道の夜も昔見て面白かったですが、このKAGAYAスタジオの銀河鉄道の夜も自分が実際銀河鉄道に乗って旅する感覚になれ一見の価値はあります。賢治さんをよく思わない人にぜひこの銀河鉄道の夜を見ていただきたいものです。桑島さんの朗読も、すべての登場人物を桑島さん一人でやっているのでびっくりさせられます。
Tags: 銀河鉄道の夜